冷泉家時雨亭文庫だより
第三歌へだてゆく 世々のおもかげ かきくらし雪とふりぬる 年の暮れかな
第二歌奥山に もみぢふみ分け 鳴く鹿の声聞く時ぞ 秋は悲しき
第一歌白露に 風の吹きしく 秋の野は貫きとめぬ 玉ぞ散りける