文庫だより玄武町余聞

藤原長家卿の法要

約千年前のご先祖さん

今熊野観音寺にて

藤原長家卿

平安時代の貴族、藤原長家卿は冷泉家の遠い先祖にあたります。

平安時代に摂関政治で栄華を極めたことで知られる藤原道長の息子で、俊成卿からみると、曾祖父にあたる人物です。

この長家卿のお墓(供養塔)の場所を、冷泉家では長く知らずにいました。

祖母 布美子が、「長家卿のお墓が市内のどこかのお寺にあるはずだ」とは言っていたのですが、具体的な位置は把握できていませんでした。

それが、伯父 為人が大学の教員をしていた際、学生を連れたフィールドワークでたまたま訪れた東山の今熊野観音寺で藤原長家供養塔と書かれた立札を見つけ、そこからの御縁で毎年、祥月命日にはお参りに行くことになりました。

今熊野観音寺の境内を抜け、いざ供養塔まで出発です
供養塔は山中にあります

3つ並んだお墓(供養塔)の、向かって一番左が長家卿です。

前に祭壇を設え、法要をしていただきました。

長家卿は康平7年(1064)に亡くなっていますので、没後959年の法要です。

ご住職
私たちも順にお参りします

3つ並んだお墓(供養塔)の、中央は藤原忠通公、右側は慈円のものだそうです。

晴れ渡る秋空の下、つつがなく法要を終えることができました。

これからも変わらずお参りが続けられるようにと願っております。

皆で記念撮影

この記事を書いた人

野村渚

学芸課長 第24代当主為任・布美子の次女久実子の次女。
ここでの勤務はまだ1年のひよっ子。
子供の頃からの耳年増で、なんとか日々をしのいでいます。

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