文庫だより御所北さんぽ
〜事務局こぼれ話〜

にゃん紫ものがたりー後日談

老犬ぐっちゃん

西村さんが天国に旅立たれてから3年が過ぎました。

子猫に添い寝しておっぱいを吸わせてくれた老犬ぐっちゃんはどうしてるのだろう…と
思っていたところ、西村さんの息子さんから、ご連絡をいただきました。

ぐっちゃん
ぐっちゃんとゴン太

「母から託されたグッちゃんとゴン太(18歳)は、高齢ながらも我が家で元気にしております」とのお知らせが可愛いぐっちゃんの写真と共に届き、冷泉家事務局一同どんなに喜んだことでしょう!
ぐっちゃんは保護犬で年齢は定かではないのですが、すでに18歳以上だと思われます。

ぐっちゃんの雪中キャンプ

西村さんのご家族は、西村さんがしておられたようにと、この冬は、雪中キャンプにも、ぐっちゃんを連れて行かれたそうです。

冷泉家での西村さんの様子と、飛梅太のストーリーを詳しく知ることができてうれしかったと喜んでくださいました。

「ぐっちゃんを私(母)だと思って大切に世話をするように」という遺言をご家族に残された西村さん。
確かに、ぐっちゃんの優しい目は、西村さんの慈悲深い目元によく似ています。

九兵衛

九兵衛は、底冷えのする京都の冬の朝も、梅の香る春の朝も、毎日、京都御苑を巡回し、花背の学校にも元気に通学しています。

飛梅太

博多の飛梅太は、大久保さんのお仕事を手伝ったり、邪魔をしたりしているそうです。

大久保さんが和歌を詠むのを見張る梅太
大久保さんの仕事を邪魔する梅太 
大久保家の四神(もじゃ店長、ちーちー、ちろ、飛梅太)
西村さんに感謝する梅太

にゃん紫

にゃん紫は、今日もまったりと幸せそうです。

筆者よりチュールをもらうにゃん紫
日だまりのキャットタワーで

キャットタワーからは何を見つめ、何を思っているのでしょうか?

今日は、にゃん紫の位置からちょうど正面に見える白梅が満開です。

白梅

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ (菅原道真公 『拾遺和歌集』)


この記事を書いた人

余田由香利

事務局では、経理と会員事務を担当。
時々、にゃん紫にチュールをあげるのを楽しみとしています。

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