文庫だより御所北さんぽ
〜事務局こぼれ話〜

にゃん紫ものがたり2

捨て犬たちは、どの子も良い里親に巡り合って、今は皆幸せに暮らしています。

西村さん

にゃん紫のものがたりを紡ぐにあたり、外すことができない人物が西村さんです。

西村さんは、冷泉家事務局で、主に施設管理を担当するスタッフのひとりでした。

いつも屋敷中をピカピカに磨き上げ、時には池の中にもじゃぶじゃぶと入って池の底まで洗うほどの掃除の達人。

そして西村さんは、大の動物好きでもありました。捨て猫や捨て犬を決して見逃すことはありません。

13年ほど前、山菜取りに出かけた先で、まだ目の開かない状態で捨てられていた数匹の子犬を連れて帰ってきたこともありました。

まだ目が開いていませんでした
子犬たち

捨て犬たち

捨て犬たちは、どの子も良い里親に巡り合って、今は皆幸せに暮らしています。

たとえば、冷泉家スタッフ妹尾家の子になったエルフちゃん(13歳)は、お誕生日には、毎年こんな風に盛大に祝ってもらっています。

幸せなエルフちゃんのバースデイ

そして、平成27年(2015年)の冬、数匹の野良猫が冷泉家にやってきました。

つづく


この記事を書いた人

余田由香利

事務局では、経理と会員事務を担当。
時々、にゃん紫にチュールをあげるのを楽しみとしています。

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