筆の里工房
広島県 熊野町
広島県熊野町、筆の里工房で定家卿の筆跡を辿る展覧会が始まりました。
その名も、「定家様が伝えた文化―そうだったのか藤原定家さん」です。
本展は筆の里工房開館30周年を記念した展覧会で、冷泉家時雨亭文庫からは国宝4件、重文5件を含む18件を出陳しています(会期中展示替えあり)。
先週末に開会のセレモニーが行われ、冷泉為人、貴実子夫妻と筆者が出席いたしました。
開会式の後には、冷泉為人が特別講演をさせていただきました。
展覧会は、俊成卿・定家卿から続く冷泉家代々の筆跡を順に追うことが出来る構成になっています。
古文書や典籍だけではなく文字をモチーフとした調度品も陳列され、俊成卿・定家卿に始まる日本文化の広がりを感じていただけます。
よろしければこの機会に是非、会場へお運びください。
〈展覧会情報〉
会期:令和6年9月14日(土)~11月4日(月・休)
場所:筆の里工房(広島県安芸郡熊野町中溝5-17-1)
詳しくはこちらのリンクから公式HPをご覧ください。
この記事を書いた人
野村渚
学芸課長 第24代当主為任・布美子の次女久実子の次女。
子供の頃からの耳年増で、なんとか日々をしのいでいます。