年に一度の特別公開
京都府にある通常非公開の文化財を、期間限定で特別に公開する催しがあります。
京都非公開文化財特別公開と言い、公益財団法人 京都古文化保存協会が取りまとめています。
この催しは毎年、春秋に行われていますが、冷泉家では秋の3~4日間程度参加しています。
令和5年(2023)は、11月2日~5日の4日間行われました。
この4日間だけは、庭から邸内を御見学いただけます。(ご予約不要)
今年は、昭和初期の絽の着物や皇室からの拝領品の御所人形を展示しました。
暖かな日差しの中、多くの方にご来場いただきました。
皆様から頂戴しました拝観料は、貴重な文化財を未来に伝えるため、保存修理・維持管理等に充当させて頂きます。
「北の大蔵」募金
4日間の特別公開中、北の大蔵新設工事現場の前に、小さな募金箱を置かせていただきました。
募金金額は、32,116円でした。
皆様の温かいお心づかいに心より感謝申し上げます。
この記事を書いた人
野村渚
学芸課長 第24代当主為任・布美子の次女久実子の次女。
専門は日本画と文化財保存修復。
子供の頃からの耳年増で、なんとか日々をしのいでいます。