純白の大壁面
令和6年春、長らく工事現場を覆っていた覆屋が外れ、北の大蔵が姿を現しました。
これまで多くの方々のご支援、ご協力を賜り、やっとここまでこぎつけることが出来ました。
皆様へ心より感謝申し上げます。
これから1年間かけて、蔵をしっかりと乾かすとともに、庫内環境が文化財保存に適したものかどうか、調査を行います。
その後、棚などを整備し、運用開始となります。
建設から運用までは多くの手間と長い時間がかかります。
ですが、しっかりとしたものを作ることが、数百年~千年先へと文化財を伝えていくことに繋がると信じております。
引き続き皆様の御支援をよろしくお願い申し上げます。
この記事を書いた人
野村渚
学芸課長 第24代当主為任・布美子の次女久実子の次女。
冷泉家後継。アナログな手作業が好き。