「北の大蔵」新築工事について、公益財団法人朝日新聞文化財団の助成をはじめ、多くの方々にご支援を賜りました。
工事はいよいよ大詰めを迎え、屋根工事に着手しております。
北の大蔵の屋根は、「置き屋根」と呼ばれる工法を使用しています。置き屋根は、建物の屋根部分を壁と同じく壁土で塗り固め、その上に瓦屋根を置いて作る二層構造をしています。土製の屋根は火を、瓦屋根は水の侵入をそれぞれ防ぎます。
非常に手間がかかりますが、堅牢で長期保存に適した工法です。
こうした工法での建設が実現したことは、ひとえに関係者の皆様のご理解、ご支援の賜物と厚くお礼申し上げます。
この記事を書いた人
野村渚
学芸課長 第24代当主為任・布美子の次女久実子の次女。
この4月から勤務し始めたひよっ子。
子供の頃からの耳年増で、なんとか日々をしのいでいます。